closed on monday and tuesday
14:00 - 19:00
*opening session 3.23(sat) 17:00-
「ときどき きこえる」は、4人のメンバーで始められたインターネット・ラジオ。2012年8月から、sound cloud という iphoneのアプリを利用して、1テーク5分から20分程度の番組が、これまで120本以上配信されています。主な収録場所は東北。今回の展示は、そのインターネット・ラジオを基軸として、関連イヴェントを行いつつ、活動の意図や背景について意見交換を行えるような、それ自体ひとつのメディアとなることを目指しています。
3.11は、アートに対して様々な問題を突きつけました。芸術に何ができるのか、その理解や実践方法はさまざまです。「ときどき きこえる」は、リスボン大震災について触れた思想家、ヴァルター・ベンヤミンの子どものためのラジオ番組に触発されたもの。彼らは、どうしてそうした方法を選択したのか。彼らのラジオに耳を傾け、あるいは実際にラジオのなかに飛び込みながら、その理由や逡巡、疑問や悩みについて想いを巡らせてみてください。おそらく、いつしかそれは、自分自身の問題に姿を変えていくことになるはずです。
member
杉田 敦|atsushi sugita
高橋夏菜|kana takahashi
細口理央|rio hosoguchi
萩原葉子|yoko hagihara
radio archive
season 1 : part 1 #01-#30
http://www.mixcloud.com/sugisugip/playlists/season-1-part-1/
season 1 : part 2 #31-#60
http://www.mixcloud.com/sugisugip/playlists/season-1-part-2/
season 2
http://www.mixcloud.com/sugisugip/playlists/season-2/
season 3
http://www.mixcloud.com/sugisugip/playlists/season-3/
関連イヴェント
・高波がくる
オープニングとクロージングで、日本酒を振る舞います。オープニングは『高波』。塩尻で出合ったお酒です。あの日のことを静かに想いましょう。クロージングは『磐城壽』。浪江町から山形県に移って、醸造を続けている蔵元のお酒です。
今回のイヴェントとお酒は切っても切れない関係にあります。タブロイドの取材で出かけた東北、テーマは居酒屋巡りでした。被災地で逞しく営まれるお酒のための場所。わたしたちにできることはそこを訪ねることくらいでした。結びつけてくれたのはお酒だったのです。
3月23日(土)17:00- オープニング 『高波』
4月07日(日)17:00- クロージング 『磐城壽』(いわきことぶき)
・imagine Tohoku
わたしたちと同じように、駆け足で《あの地方》を経験すること。art & river bank の周囲をめぐりながら、わたしたちが訪れた《あの地方》に見立てることができる場所を追体験していきます。道案内は一枚の紙だけ。文章で書かれた指示は、ときにみなさんを迷わせることになるでしょう。けれどもそそこから、あなただけの《あの地方》が始まるのです。深呼吸して、足を踏み出してください。行程の所々で、関連する「ときどき きこえる」のバックナンバーも紹介します。常設に加え、みんなで歩く「ツアー」も開催します。ツアーのみ要予約です。約2時間の行程です。
3月30日(土) 14:30-
4月06日(土) 14:30-
要予約(ツアーのみ):次のアドレスに、「imagine Touhoku 参加希望」と明記の上、参加したい日時、お名前、連絡先を書いてお申し込みください。なお、"imagine Touhoku" にお申し込みの方は、同時に"緊急避難"にも参加いただきます。
連絡先:
tokidoki.kikoeru@gmail.com
・白い地図
みなさんが出かけた《あの地方》を、50万分の1の地図に記してください。さまざまな想いを抱いた《あの地方》を、少しだけでも共有することができればと思います。けれども同時に、そうしたそれぞれの《あの地方》をすべて加えたとしても、《あの地方》はまだまだ広く奥が深いはずです。わたしたちが向き合っている出来事のあまりの大きさを実感するとともに、それでもなお、そこから目を離してはならないという事実を地図の上から読み取ってください。
・橋の上で
橋はこちら側とあちら側をつなぐ大切なライフラインです。art & river bank の目の前にあるライフライン、丸子橋の中程まで歩いて、わたしたちが何とつながっているのか、何に支えられているのか、何に隔てられているのか、などなどについて一緒に考えましょう。参加される方は、それぞれ、橋にまつわるエピソードや、好きな橋、嫌いな橋、橋に対する想いなど、なんでもかまいませんので、その場で簡単に紹介していただけるように準備してきてください。
3月24日(日)、31日(日) 14:30- 開催。雨天決行です。ご予約は必要ありません。
・緊急避難
それは一体どのような想いでおこなわれるのでしょうか。おそらく、大部分の人が訓練以外では体験したことのないその体験について、わたしたちはほとんど何も知らないと言ってよいでしょう。そうした未体験の、けれども身近に迫っているかもしれない体験について、少しでも想像することができればと思います。参加される方には、当日、指示を記したメールが送信されます。
3月30日(土)、4月6日(土)の開催になります。
要予約:参加希望の方は、あらかじめ予約していただきます。次のアドレスに、「緊急避難参加希望」と明記の上、参加希望の日時、氏名、当日出発時に確認できるメールアドレスを書いてお申し込みください。
連絡先:
tokidoki.kikoeru@gmail.com
・電力会社の明るい未来
ドイツで大人気のボード・ゲーム"Power Grid"をみんなでプレイします。ドイツやアメリカを舞台に、火力や水力はもちろん、原子力やエコ発電を駆使しながら、なるべく多くの地域に電力を供給……。どれだけ読み込んでも、さっぱりわからないルールや、大人気だと言っても一向に盛り上がらないモチベーションと闘いながら、わたしたちは電力会社を経営できるのか? そもそも、ゲームをプレイすることはできるのか? みなさんの参加をお待ちしています!
3月27日(水)、4月3日(水)の開催になります。14:00- で、約2時間の予定です。
要予約:次のアドレスに、「電力会社の明るい未来 参加希望」と明記の上、参加したい日時、お名前、連絡先を書いてお申し込みください。
連絡先:
tokidoki.kikoeru@gmail.com
・届かないメッセージ
大西洋の島のバーでは、船乗りたちがカウンターにメモをピン留めしてメッセージを交換しているとか。きっとそれは大切な、けれども届いても届かなくてもいいようなメッセージ。あの日、一斉にダウンしたコミュニケーションを支えたのは、Twitter や 伝言メッセージでした。大切な人に届かなくてはならない痛々しいメッセージ。わたしたちは、大西洋のバーのような、届いても届かなくてもいいような、けれども大切なメッセージを募集します。集められたメッセージは、3月30日(土), 31日(日), 4月06日(土), 07日(日)、夕方18:00ごろから会場に流されます。
メッセージは次の電話にお願いします:050-5809-6670
・ときどき きこえる
わたしたちの活動の柱となったインターネット・ラジオです。基本はメンバー4人によるトークで、テーマはその都度異なります。130本以上もの放送は、会場でランダムに流される他、用意されたPCで、自由に選択してお聴きいただけます。会場では、随時、収録も行う予定です。興味のある方は、ぜひご参加ください。
また、"imagine Tohoku" では、art & river bank 周辺の、実際に収録を行った場所に見立てることができる場所で、収録された放送をQRコードで紹介します。その場所にたたずんで、ラジオに耳を傾けながら、収録したときのわたしたちの気持ちを想像していただけたらと思います。こちらも合わせて、ご体験ください。
・届かない電話
わたしたちは2回目の東北旅行で、初めて一人ラジオを経験しました。誰に話しかけるでもない、しかし確実に誰かが聞くであろう、ひとりごとめいた音声の収録に、メンバー全員がずいぶん苦労しました。「あの日」について話すとき、わたしたちは似たような困難を抱えているのかもしれません。電話というかたちをとれば、その困難を取り除くことができるかもしれない。届かない電話は、そうした試みです。多摩川の河原から「あの日」について会場に電話をかけてもらいます。音声は、そのまま会場に流れます。
3月23日(土)、4月7日(日)、17:00から行います。参加希望の方は、当日会場でメンバーかスタッフにお申し出ください。
・話の話
話の話、話についての話です。震災について話をするとき、それぞれの経験に差があり、立場によって言ってはいけないことや、言うべきでないことが存在しているように感じます。話は、本当に話すことができているのか。話しやすいのか、 話したくないのか。 積極的なのか、消極的なのか。そういう状態を客観的に眺め、考えるために、ここではIKEAの指人形に助けてもらうことにします。指人形トーク。それぞれが自分とは違うキャラになりきることで、隠されていた話ができるかもしれません。
開催は、3月27日(水), 28日(木), 29日(金)、4月3日(水), 4日(木), 5日(金)、18:00からになります。ご予約の必要はありません。
・忘れられた一日
一般的には何もなかったとされている日でも、人によっては特別で、忘れられないという一日があります。もちろん逆に、何事もなく過ぎていくはずだった一日が、ある出来事によって、モニュメントのようにそびえたつような場合もあるでしょう。ほとんどかえりみられることのない2011年の3月10日。確かに存在していたはずのその日、わたしたちは何を考え、何をしていたのでしょうか。当日の新聞を手がかりに、少しずつ思い出していきます。すぐに思い出せる人も、まったく思い出せないという人もいるでしょう。まだ翌日を経験していないあのときの、忘れ去られてきた時間について思いを巡らせてみましょう。
3月24日(日)16:30-、3月31日(日)16:00-、4月07日(日)14:30-の開催になります。開催時間が日によって異なるのでご注意ください。ご予約の必要はありません。
・リーディング・ルーム
「ときどき きこえる」の活動は、ヴァルター・ベンヤミン『子どものための文化史』という本を手がかりにしています。震災に関する本でなくても、いまの状況に対して示唆に富んだ思想や感性を読み取ることはできるはずです。リーディング・ルームでは、震災以前の本にしぼって、読み、考え、言葉を交わしていきます。場合によっては、その場で新たなテキストが書かれることもあるかもしれません。モチーフとなる本は毎回変わります。参加を希望される方には、事前に読んできていただきます。また毎回最後に、ラジオ番組を収録します。
開催は、3月27日(水), 28日(木), 29日(金)、4月03日(水), 04日(木), 05日(金)、16:30からになります。予定している本は、W.ヴェンヤミン『子どものための文化史』(3月27日、4月05日)、J.P.デュピュイ『ツナミの小形而上学』(3月28日)、ヴォルテール『カンディード』(3月29日)、浦沢直樹『20世紀少年』(4月03日)、クッツェー『鉄の時代』(4月04日)です。
要予約:参加希望の方は、次のアドレスに、「リーディング・ルーム 参加希望」と明記の上、参加したい日時、お名前、連絡先を書いてお申し込みください。
連絡先:
tokidoki.kikoeru@gmail.com
日程:
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高波がくる (s) |
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